眼科
スタッフ紹介
[非常勤] | 福田 全克(ふくだ まさかつ) |
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資 格 |
医学博士 |
専門分野 |
白内障手術、ぶどう膜炎、視覚電気生理 |
眼科科長 |
青松 圭一(あおまつ けいいち) |
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資 格 | 医学博士 日本眼科学会眼科専門医 |
診療内容
眼科では目とその周囲の不調に対しての診療を行います。見えにくい、かすむ、黒いものが飛んでいる、視野が欠けているなど「見ること」についてのお困りごとはもちろんのこと、目が痛い、目が赤い、目やにがでる、目がかゆいなどの症状、涙がでる、目が乾く、目が疲れるなど、目のトラブルがありましたらお気軽にご相談下さい。また生活習慣病[高血圧症・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)]など慢性疾患の治療中の方で、眼底検査を久しく受けておられない方がいらっしゃいましたら、目の不調の有無にかかわらず、視機能保持のため一度眼科へ検査にお越し下さい。
主要疾患
眼を大きく前後に3つのパートに分けると前眼部、中間透光体、後眼部に分かれます。
以下、それぞれのパートの説明と、対応する主な目の病気について挙げます。
前眼部
瞼も含め、眼の前方の部分で角膜から水晶体の前面までの部分を指します。働きは眼球を保護したり、眼に入る光を曲げたり光の量を調節したりしています。これらの異常では、充血や瞼の腫れ、目の痛みや目やになどの症状が出ます。症状の出方によっては見えにくさにも繋がります。
→このパートに起こる眼疾患は結膜炎・角膜炎・強膜炎・眼瞼炎・麦粒腫・霰粒腫などがあります。多くは点眼や内服、塗り薬で治療をします。
中間透光体
体積的に眼の大部分を占める中間部分のことです。水晶体(カメラのレンズのようなもの)と硝子体(ゼリー状の透明な液体)の2つの部分からなります。字のごとく眼に入った光の通り道になっていますので、ここに異常が出れば視力に影響が出やすいです。
→このパートに起こる眼疾患の代表は白内障です。まれに硝子体出血などもみられます。これらは手術治療をすることで、視力回復が期待できることが多いです。
後眼部
水晶体より後ろの部分で網膜までの部分を指します。眼の底に付いている網膜(カメラのフィルムに当たるところ)は一か所に集まって視神経となり、眼の後ろから出て脳へ向かいます。ここの病気にかかると視力や視野に影響が出ます。
→このパートに起こる眼疾患は緑内障・ぶどう膜炎・(糖尿病)網膜症・網膜静脈閉塞症・網膜剥離・加齢黄斑変性症・視神経炎など多彩で、視力や視野の異常が治りにくいものが多いです。眼圧を確認して、眼底検査や視野検査を行い、眼底の管理を行うことが重要です。
主要検査
当院眼科では初診の方の場合、まずは眼の状態を知るために屈折検査・角膜曲率検査・視力検査・眼圧検査といった基本的な眼科検査を行います。そのうえで医師の診察時に前眼部細隙灯検査・眼底検査などを行い病気の診断を進め、必要に応じて散瞳検査・眼底カメラ撮影・OCT(光干渉断層撮影)・視野検査などを行うことがあります。
白内障手術が必要になれば、角膜内皮細胞検査(スペキュラー)・光干渉式眼軸長測定などを行い、手術で用いる眼内レンズの選択を行います。その際、乱視の強い方は乱視用の眼内レンズをお勧めすることもあります。
眼に異常があり、原因に全身の病気が疑われる場合には血液検査を行うこともあります。また眼の中に異常がなくても、頭の中を含めた眼球より後方の病気が疑われる場合には、原因を知るためにCT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像診断装置)などの画像検査を行う場合もあります。
その他
令和5年1月から、外来診察は常勤医1名+非常勤医師2名体制で診療を行って参ります。当科では一般眼科診療はもちろんのこと、前眼部病変に対する眼小手術、各種レーザー治療、白内障手術や硝子体注射なども行っております。月曜日~金曜日まで毎日午前中に外来診察を行っております。午後からは処置や特殊検査などの予約診療を主に行っています。目の症状がある方、健康診断やかかりつけ内科で眼底検査を勧められている方など、目の診察をご希望の際には眼科へお立ち寄り下さい。