開催報告:第58回地域医療支援病院研修会(’21.11.12)
2021年11月19日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第58回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2021年11月12日(金)15時30分~16時30分 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 19名 |
内 容 | 急性期病院におけるリハビリテーション |
講 師 |
若草第一病院 医療技術部 リハビリテーション課 理学療法士 宇佐見友浩 |
今回の地域医療支援病院研修会は、「 急性期病院におけるリハビリテーション 」について当院で実施していますリハビリテーションを例にお話しさせていただきました。
リハビリテーションは急性期、回復期、維持期の3つに機能分化されており、急性期では早期離床、早期経口摂取を図ることにより、廃用症候群などの合併症発症を予防し機能改善を図ることを目標に実施されているとの説明がありました。急性期治療の早い段階で離床・動作を促すことは、急性期治療後のリハビリの専門病院でのスムーズな回復にもつながり、その後の早期在宅、早期社会復帰に向けた橋渡しになるとのことでした。
当院ではICU室でのリハビリテーションも実施されており、療法士のみならず医師、看護師、臨床工学技士、栄養士などの多職種連携によるリハビリテーションチームが総合的に取り込んでいることが紹介されました。
質疑応答ではオンラインで参加いただきました居宅のケアマネージャーさんより、入院をきっかけにせん妄を発症された患者さんに対し、リハビリの側面から取り込めることはないかとのご質問いただきました。起床、食事、トイレなどの生活リズムを整えることと、できる範囲で日中の活動量を増やし、夜間は睡眠をとることが改善につながるとの回答がありました。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は、次回12月17日(金)の開催を予定しています。最新情報は当院ホームページ等でご案内させていただきます。
研修会で取り上げてほしいテーマについてのご要望などは引き続き募集しております。是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課