開催報告:第52回地域医療支援病院オープンカンファレンス(’20.7.30)
2020年08月05日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第52回地域医療支援病院オープンカンファレンス |
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日 時 | 2020年7月30日(木)14時~ |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の開業医の先生、消防局の救急隊員など |
参 加 | 25名 |
内 容 |
1)症 例「脳卒中症例について 」 2)「当院の脳卒中診療と脳卒中にまつわる最近の話題 」 |
今回のオープンカンファレンスでは、東大阪市消防局 東消防署 四条救急隊の救急救命士さんが経験した脳卒中の症例が報告され、そこで生じた問題や疑問について質問があり、当院脳神経外科診療部長がお答えしました。
質問の内容
- Q1)今回の症例のように脳卒中以外の疾患の疑いもある場合であっても、脳卒中ホットラインに連絡してよいのでしょうか?
- A1)脳卒中ホットラインへの連絡基準は設けていません。他の疾患疑いについての相談にも応じますので気軽にご連絡ください。
- Q2)脳内出血であったにもかかわらず、血圧が上昇せず頻脈であった原因は何だったのでしょうか?
- A2)今回の症例においては、心疾患が原因となっていました。(会では詳細な解説がありましたがここでは省かせていただきます。)
次に、当院脳神経外科診療部長より脳卒中についての解説と、救急搬送症例についての注意点や最近の話題として新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と脳卒中発症の関連性について講義いたしました。
今回のオープンカンファレンスは、参加者を感染対策のとれる人数に絞っての開催とさせていただきました。ご不便をお掛けすることもあるかもしれませんが、何とか工夫を重ねて開催を続けていければ思っております。
コロナ禍においても、脳卒中や心筋梗塞など緊急を要する疾患への対応は待ってはいられません。地域の医療を守るために立ち止まることなく協力して、医療の質向上に努めてまいります。
若草第一病院のオープンカンファレンスは年4回開催しており、次回開催は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。
若草第一病院 地域連携課