開催報告:第45回地域医療支援病院研修会(’20.1.17)
2020年01月23日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を定期的に開催しております。
地域の医療機関や関連機関の皆様と顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質の向上を目指しています。
会 名 | 第45回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 2020年1月17日(金)15時半~16時半 |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 9名 |
内 容 | 災害における在宅関連医療機器の対応 |
講 師 | 若草第一病院 医療技術部 ME課 真殿久司 |
今回の研修会では、災害時における在宅医療機器の対応策について、特に停電時の対応を中心に医療機器の取り扱いに関する国家資格を持った臨床工学技士が講義いたしました。
医療機器の進歩により、人工呼吸器や吸引器、輸液注入ポンプといった医療機器が必要な患者さんも、住み慣れた自宅で療養生活を過ごされる機会が多くなっています。それだけに、台風や地震といった災害による停電は、医療機器を必要とされる患者さんにとって死の危険をもたらす深刻な問題であり、早急な対応策が迫られています。 今回の講義では、災害時の電源確保の方法や二次災害予防、大阪府下の病院の災害対策への活動などについて解説いたしました。
講義後には、参加された訪問看護師の方々が、実際に訪問されている患者さんの対応策について、講師と共に真剣な面持ちで話し合っていました。
研修会開催の1月17日は、阪神淡路大震災から25年目の日でもあり、医療機器への対応策の必要性を深く実感していただけたのではないでしょうか。当院でも、災害時の一時的な入院対応など、災害医療協力病院としてできることを、地域の医療機関と連携しながら活動していきたいと思います。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は3月13日(金)の開催を予定しています。
研修会の内容など詳細は決まり次第、ホームページ等でご案内いたします。
また、取り上げてほしいテーマについてのご要望などございましたら、是非ご意見をお寄せください。
若草第一病院 地域連携課