開催報告:第34回地域医療支援病院研修会(’18.7.20)
2018年07月25日
若草第一病院は地域医療支援病院として、オープンカンファレンスや研修会を実施し、地域の医療機関の皆さんと顔の見える関係を築き、緊密な連携や相互の医療の質向上を目指しています。
会 名 | 第34回地域医療支援病院研修会 |
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日 時 | 平成30年7月20日(金)14時より |
場 所 | 若草第一病院 管理棟2階 会議室 |
対 象 | 地域の医療機関、介護施設などの医療従事者など |
参 加 | 13名 |
内 容 | 若草第一病院のがん患者さんと薬剤師との関わり ~服薬指導と処方提案を通じて~ |
講 師 | 若草第一病院 薬剤部 緩和薬物療法認定薬剤師 加藤真由美 |
今回は、緩和薬物療法認定薬剤師の資格を持った薬剤師が講師を務めました。 緩和薬物療法認定薬剤師は、「がんの痛みや症状の管理に貢献できる知識、技能、態度を有する薬剤師」として日本緩和医療薬学会が認定している資格です。
例えば、がんの傷み緩和のために使われるモルヒネは、傷みをやわらげる効果がある反面、副作用がある薬です。また、がんの痛みの種類はさまざまで、いくつかの薬を組み合わせて使用することもあります。さらに、薬の効果や副作用には個人差があることから、患者さんお一人おひとりに適した対応が必要です。緩和薬物療法認定薬剤師は、こういったことに対応することのできる高度な専門知識を有していると認められた薬剤師です。
当院の薬剤師が日頃、がん患者さんとどのように関わっているかについて症例を交えながらご紹介しました。参加者からは、意思疎通の図れない患者さんの疼痛や副作用をどのように把握したらよいかといった質問がありました。
もっと多くの方に聞いていただきたい内容で、また企画したいと考えています。
若草第一病院の地域医療支援病院研修会は年7回開催しており、次回は8月の開催を予定しております。 開催日時の詳細等は決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。 是非ご参加ください。
若草第一病院 地域連携課